本当に重要なものは旅の道中に転がっている

生徒がこんなのを持ってきてくれました↓
自前のスケジュールシート。
何も言っていないんですが、「勉強の質をもっと上げるために必要だと思ったから」と、親御さんにお願いして作ってもらったそうです。
自分に足りないものに自分で気づいて、自分で具現化する。
この能力があれば、大抵の困難は自力で乗り越えられるでしょう。
テストで点数を取るテクニックなんて、社会ではほとんど役に立たない。
僕は数学科を出てるけど、実社会で大学で学んだ数学を使ったことなんて本当にないですし。
社会の知識なんて本当に壊滅的。
だけど受験勉強を通す中で、「生涯を通して重要になってくるモノ」ってのが手に入ることもある。
それは偶然見つかることもあるし、先生から与えられることもあるし、もしかしたら見つからずに終わることもあるかもしれない。
受験勉強では「大学合格!」を最重要の目的に掲げている人は多いけど、ぶっちゃけ僕は大学なんてどうでもいいと思っています。
一貫して言っているけどね。
大学に落ちたら、そりゃあショックは大きいかもしれないけど、「この世の終わり」ってレベルで絶望する必要なんてない。
「受験勉強自体」や、その生活を通して得られるモノがあったんなら、それだけで受験勉強をしてきた価値があるってもんだ。
高校生の多くは「大学に行ったら自分の人生は豊かになる」って思い込んでいるけど、別にそんなこともない。
それなりに偏差値の高い国立大学に行って、ずっと飲み会ばっかりしている大学生もいる。
滑り止めで大学に入学して、それは面白いプロジェクトを立ち上げる大学生もいる。
大学は自分の人生を変えてくれない。
自分の人生を変えるのは、いつだって自分自身。
大学が重要なんじゃない、受験が重要なんじゃない。
本当に重要なものは旅の道中に転がっているもの。
それをひとつずつ拾い集めて、自分だけの人生を作り上げればいい。
なーんてことを考えさせられる一日でした(゚∀゚)