金沢大学法学類の入試科目と難易度をチェック

ここでは、『金沢大学人間社会学域法学類』の
- 定員
- 倍率
- 合格平均点
- 合格最低点
- 偏差値
- 入試科目
- 難易度
をまとめています。
法学類の情報
法学類の前期入試方式にはL方式とM方式の2つがあります。
両者の違いは、2次試験の受験科目。
必須科目の『英語』に加え、『国語』を選択する(L方式)か、『数学』を選択する(M方式)かによって、受験方式を変える必要があります。
定員
前期(L方式) 75名
前期(M方式) 50名
後期 30名
過去5年間の倍率
2016年度 | 2015年度 | 2014年度 | 2013年度 | 2012年度 | |
前期L | 2.0倍 | 2.0倍 | 1.5倍 | 1.6倍 | 1.9倍 |
前期M | 2.1倍 | 1.8倍 | 1.5倍 | 1.6倍 | 1.9倍 |
後期 | 7.9倍 | 1.5倍 | 1.6倍 | 2.5倍 | 1.4倍 |
過去5年間の平均点
前期(L方式・M方式):1500点満点、後期:1500点満点。
2016年度 | 2015年度 | 2014年度 | 2013年度 | 2012年度 | |
前期L | 未発表 | 1000.0点 | 983.9点 | 1015.8点 | 1071.8点 |
前期M | 未発表 | 1022.0点 | 1017.5点 | 1075.2点 | 1108.0点 |
後期 | 未発表 | 1034.9点 | 1058.6点 | 1129.0倍 | 1099.3点 |
過去5年間の合格最低点
前期(L方式・M方式):1500点満点、後期:1500点満点。
2016年度 | 2015年度 | 2014年度 | 2013年度 | 2012年度 | |
前期L | 944.6点 | 929.2点 | 922.0点 | 952.8点 | 1018.4点 |
前期M | 968.0点 | 958.4点 | 943.2点 | 1007.0点 | 1041.2点 |
後期 | 1035.2点 | 978.0点 | 994.6点 | 1071.6点 | 993.8点 |
法学類(前期)入試科目と配点
【センター試験】 900点満点
- 国語(200)
- 数学(200)
- 英語(200)
- 理科基礎2科目(100)
- 社会2科目(200)
英語の点数は、筆記+リスニングの点数を4/5(5分の4)倍で換算する。
理科は、『物理基礎』、『化学基礎』、『生物基礎』、『地学基礎』から2科目選択。
※発展2科目でも基礎2科目とみなす
社会は、『日本史B』、『世界史B』、『地理B』、『倫理・政経』、から2科目選択
【2次試験】 600点満点
L方式
- 英語(300)
- 国語(300)
英語は、『記述試験』のみ(リスニングなし)。
国語は、『現代文』、『古文』、『漢文』からなる、国語総合。
M方式
- 英語(300)
- 数学(300)
英語は、『記述試験』のみ(リスニングなし)。
数学は、『数学Ⅰ・数学A』、『数Ⅱ・数B』から出題。
2次試験の難易度
センター試験と2次試験の点数比は、900点:600点=3:2。
センター試験の割合が高くなっているので、センター試験の得点率がそのまま2次試験の難易度になると思ってください。
ボーダーラインは1500点満点中1000点前後。
センター試験で確実に7割(630点)獲得していれば、2次試験は370点前後で、前期日程の合格最低点に届きます。
2次試験の配点は、
L方式
- 英語(300)
- 国語(300)
M方式
- 英語(300)
- 数学(300)
です。
どちらの方式とも2科目合計600点満点なので、全体を通して6割強(360点以上)を得点したいところ。
国語は、『現代文』、『古文』、『漢文』ともに記述するべき量が多いです。
現代文では、筆者の主張を的確に読み取り、論理的に記述する能力が求められます。
古文・漢文は、マイナーな文章から出題されます。
受験生に馴染みのない文章ですので、古文・漢文ともに、その場で現代語訳する練習を徹底して行っていきましょう。
英語の難易度はそこまで高くはありません。
2016年度の入試で大きく傾向は変わった(問題文も英語になった)ものの、英文自体のレベルは少し下がっています。
しかし2次試験特有の解き方が求められるため、6割以上を狙うには記述に特化した対策が必要不可欠。
”特定の文章を和訳すること”が解答方式になってくるので、専用の教材で精読の練習を行うといいでしょう。
数学は、各単元を代表する標準レベルの問題が出題されます。
6割以上を確実の得点するなら、完答が一つは欲しいところ。
青チャートレベルの解法パターンを一通り網羅して、過去問と追加で入試問題集を1冊やっておきましょう。
法学類(後期)入試科目と配点
【センター試験】 900点満点
前期日程と同じ
【2次試験】 600点満点
- 小論文(600)
小論文は、『社会科学』の分野を中心に、さまざまなテーマが課題文読解型で取り扱われています。
2次試験の難易度
センター試験と2次試験の得点割合は、前期試験と同じで900:600=3:2。
センターの配分が高いため、やはりセンター試験の得点が重要になってきます。
また、金沢大学の小論文は難易度が”やや高め”。
さらに法学類の課題文は一つだけですが、その分内容が濃く、かなりの長文となっています。
さらにさらに専門的な知識も必要とされるので、非常に得点しにくいことは言うまでもありません。
ボーダーラインは、1500点満点中1000点前後。
小論文で高得点を狙うのは難しいので、実質センター試験の得点率で勝負すると思ってください。
センター試験の点数は最低700点、できれば8割(720点)は取っておきたいところです。