金沢大学数物科学類の入試科目と難易度をチェック

ここでは、『金沢大学理工学域数物科学類』の
- 定員
- 倍率
- 合格平均点
- 合格最低点
- 偏差値
- 入試科目
- 難易度
をまとめています。
数物科学類の情報
定員
前期 69名
後期 15名
過去5年間の倍率
2016年度 | 2015年度 | 2014年度 | 2013年度 | 2012年度 | |
前期 | 1.9倍 | 1.7倍 | 1.8倍 | 1.9倍 | 1.9倍 |
後期 | 6.7倍 | 3.3倍 | 1.9倍 | 2.6倍 | 3.4倍 |
過去5年間の平均点
前期:1800点満点、後期:1500点満点。
2016年度 | 2015年度 | 2014年度 | 2013年度 | 2012年度 | |
前期 | 未発表 | 1222.9点 | 1252.1点 | 1296.5点 | 1280.1点 |
後期 | 未発表 | 1252.1点 | 1153.9点 | 1149.2点 | 1165.9点 |
過去5年間の合格最低点
前期:1800点満点、後期:1500点満点。
2016年度 | 2015年度 | 2014年度 | 2013年度 | 2012年度 | |
前期 | 1119.1点 | 1144.6点 | 1153.9点 | 1197.3点 | 1175.1点 |
後期 | 1094.4点 | 1108.2点 | 1069.8点 | 1096.4点 | 1130.8点 |
数物科学類(前期)入試科目と配点
【センター試験】 900点満点
- 国語(200)
- 数学(200)
- 英語(200)
- 理科2科目(100×2)
- 社会1科目(100)
英語の点数は、筆記+リスニングの点数を4/5(5分の4)倍で換算する。
理科は、『物理』、『化学』、『生物』、『地学』から2科目選択。
社会は、『日本史B』、『世界史B』、『地理B』、『政経』、『倫理』、『倫理・政経』、『現代社会』から1科目選択
【2次試験】 900点満点
- 数学(450)
- 理科(350)
- 英語(100)
数学は、『数学ⅠA』、『数学ⅡB』、『数学Ⅲ』から出題。
理科は、『物理基礎・物理』、『化学基礎・化学』のどちらかを選択。
英語は、記述試験のみ(リスニングなし)。
2次試験の難易度
センター試験と2次試験の点数比は、900点:900点=1:1。
どちらも配分が同じため、どちらとも手を抜くことはできません。
合格ボーダーラインは、1800点満点中1200点前後。
センター試験で7割=630点獲得していれば、2次試験は550点前後で、前期日程の合格最低点に届きます。
2次試験の配点は、
- 数学(450)
- 理科(350)
- 英語(100)
なので、数学と理科(特に数学)で高得点を取ることが求められます。
数学は標準問題が中心に出題されますが、融合問題が多く総合力が必要。
配点も高いので、確実に2題は完答をつくっておきたいところです。
上っ面の学習だけでは高得点は望み薄なので、「数学が得意」と公言できるレベルを目指しましょう。
学類の性質上、理科は『物理基礎・物理』を選択する生徒が非常に多いです。
しかし金沢大学の物理は、難易度がやや高め。
良問揃いともいわれていますが、その分、基礎知識を深いところまで理解しておく必要があります。
出題レベルは、標準以上といっても良いでしょう。
英語の難易度はそこまで高くはありません。
2016年度の入試で大きく傾向は変わった(問題文も英語になった)ものの、英文のレベル自体は若干下がっています。
センター試験対策をしっかり行っていれば、過去問を数回こなす程度の学習で2次試験は十分でしょう。
数物科学類(後期)入試科目と配点
【センター試験】 900点満点
前期日程と同じ。
【2次試験】 600点満点
- 数学(300)
- 理科(300)
数学は、『数学ⅠA』、『数学ⅡB』、『数学Ⅲ』から出題。
理科は、『物理基礎・物理』のみ。
2次試験の難易度
合計1500点満点中、1100点前後が合格ボーダーライン。
ただし2次試験の配点が600点と少ないため、センター試験の点数がある程度ないと、非常に厳しい闘いとなるでしょう。
センター試験で630点前後(得点率70%)だったとしたら、2次試験で470点=得点率80%弱ほど必要になります。
例年の前期日程と比べると、総合的に見て点数が取りにくい試験となっているので、やはりセンター試験で690点(得点率75%強)以上は欲しいところですね。
配点は
- 数学(300)
- 理科(300)
で、前期日程と比べると数学は難化、理科(物理基礎・物理)はやや易化する傾向にあります。
数学は重い問題が多く、一問一問かなり深く考えなければなりません。
また前期日程と同じく、融合問題も多く出題されます。
各単元の標準的な問題を理解した上で、数学に対する総合力を高めていきましょう。
理科(物理基礎・物理)は標準レベルの問題を中心に出題されます。
力学と電磁気は毎年必ず出題されており、もう1題は熱力学か波動からの出題。
標準レベルが中心ですが、従来とは違う解き方や考え方を必要とする問題も多数あるため、対策として”やや難しめ”の教材まで手をのばす必要があります。