教育改革に備えて
大学入試で求められる力が変わります。
特に、『主体性を持って、多様な人々と協働して学ぶ姿勢』の評価が大きくなり、
- 高校生活中に行った活動
- プレゼン能力
- ディスカッション能力
- 社会問題について考える力
といった点が、これからの入試で求められるようになります。
たとえば金沢大学ではAO入試・推薦入試が、「KUGS特別入試」という新たな名称で生まれ変わります。
金沢大学が実施する学習プログラム・コンテストに参加し、所定の要件(優秀なレポートを提出した、など)を満たさなければ、「KUGS特別入試」の出願資格が受け取れません。
AO入試・推薦入試だけではありません。
これからは、
- 「高校生活中にどんな活動をしたか」について書いた、本人記載の書類を提出する
- 興味のある分野について調べ、レポートを作成し、グループで討論をする
- 共通のテーマでグループディスカッションする
といった「学力以外」の試験が、一般選抜(現在の一般入試)でも行われるようになっていきます。
これらの新入試は、『主体性』、『多様性』、『協働性』と呼ばれる力を測るために行われます。
教育改革が行われるまでの大学入試は、
- 『センター試験』を通して、「知識・技能」を
- 『個別試験』を通して、「知識・技能」と「思考力・判断力・表現力」を
評価していました。
教育改革が行われると、
- 『大学入学共通テスト』を通して、「知識・技能」と「思考力・判断力・表現力」が
- 『個別選抜』を通して、「思考力・判断力・表現力」と「主体性・多様性・協働性」が
評価されるようになります。
これらのうち「主体性・多様性・協働性」は、現在の学校の授業や行事だけでは、カバーすることが難しいといわれています。
そこでSTUDYBANKでは、学校がカバーしきれない「主体性・多様性・協働性」を育み、入試に活用するため、PBL(Problem Based Learning:問題解決型学習)形式の探究活動を継続的に行います。
探究活動の流れ
探究活動は以下の流れで行っていきます。
①興味があるジャンルを発見する
1時間のワークショップを通して、自分が「本当に興味が持てるジャンル」を見つけます。
ゲーム、お金、生き物、車、スポーツ、まちづくり、経済、小説・・・
どんなジャンルでも「探求」の可能性を秘めています。
ここからまず、「あなたの好き」を発見していきましょう。
②具体的なテーマを決める
興味のあるジャンルをもとに、具体的なテーマを設定します。
これまでに、
- 占いを信じる人の心理とは?
- アイスクリーム屋さんはなぜ潰れないのか?
- ユーチューバーとして成功する方法は?
といったテーマが誕生しました。
心からワクワクする「探求テーマ」を決めてみましょう。
③テーマについて探求する
設定したテーマについて、自分自身で日常的に探求していきます。
学校以外の分野に視野を広げることで、地頭力・思考の幅が大きく広がります。
④報告・ディスカッションする
毎週、チームで集まり、1週間の探求の成果について報告し、考えを深めるためのディスカッションを行います。
各チームには1~2人の大学生が配属されます。
大学生はアドバイザーであると同時に、生徒と同じく「1つのテーマ」を持ち、生徒と一緒になって探究活動していくチームメイトです。
⑤活動報告書を作成する
テーマについて「これで満足だ」という結論・成果が出たら、これまでの活動を専用のシートにまとめます。
「何を調べたのか」、「どんな結果が出たのか」だけではなく、「どのように調べたのか」、「どこで苦戦したのか」など、探求の過程まで掘り下げて作成し、入試に活用できる形での完成を目指します。