『ボカロで覚えるシリーズ』を読んで

どうも、STUDYBANK塾長の津本です。
先日西山さんが、↑こんな教材を衝動買いしてきました。
Gakkenn出版の『ボカロで覚える中学歴史』と『中学理科』。
ボカロが好きな中学生は結構いますからね。
このコラボに惹かれて衝動買いする中学生も、結構いるかもしれません。
かくいう僕もボカロ曲は好きでよく聞くんですけどね。
というわけで今回は、『ボカロで覚える中学○○』のレビューをしていきます。
どんな教材?
中学歴史、中学理科の両方ともに、10曲のボカロ曲が収録されたCDが付属。
“CDに収録された曲を聞くことで、重要な単語がいつの間にか覚えられる”というのが『ボカロで覚える』の大きな特徴ですね。
1曲で1つの大まかな単元が習得できるようになっています。
またスマホやパソコンを使うことで、それぞれのミュージックビデオを視聴することも可能。
このミュージックビデオがまたよく出来ています。
ボカロ好きな人なら、ずっと見ていられるんじゃないでしょうか。
教材の中身は、
↑歌詞のページがあって、
↑曲中に出てくる重要単語や言葉の意味を、具体的に解説しているページが続き、
↑単元末に穴埋め問題が続く、
という構成になっています。
歌詞・ミュージックビデオを見ながら曲の全体像を掴んで、
その後に解説ページを読み込み、
そのまま穴埋め問題に挑戦する、
という使い方が中心になりますね。
印象
曲で単元ごとの全体像ザックリ掴めますし、勉強嫌いな人でも抵抗なく学習に取り組めます。
普通に歌を覚える感覚で重要単語も覚えられますから、曲を聞くだけでも立派な勉強になります。
曲を完璧に覚えた後に、具体的な解説ページに入ってもいいでしょう。
解説ページ入る頃には、その単元のイメージや重要単語は頭に入っています。
何よりその頃には、”自分が覚えた歌に込められた意味”を知りたがっていることでしょう。
興味を持ちつつ具体的な学習に入れるので、理解力や吸収力もかなりのモノになっているはず。
また中学歴史と理科の全範囲が、それぞれ10の単元・曲で押さえられている点は、個人的に大きなGOODポイント。
多すぎず少なすぎずの単元数なので、勉強嫌いな人でもすんなりと一冊を終えられます。
ただしボカロ曲ということで、歌っているのはボカロ、機械なわけです。
人によっては声質に違和感や嫌悪感を抱くかもしれません。
また『ボカロ曲で覚える』というコンセプトの通り、暗記分野では大きな威力を発揮しますが、
理科の計算分野の範囲は多少無理が感じられました。
例えば『レンアイ=リキガク』という曲(力学の範囲)で登場する重要語句は、
- 慣性の法則
- 力がつり合う条件
の2つのみに対し、後半の解説ページの密度が濃すぎるため、ついていくことが急に難しくなります。
↑こんな感じのページがあと2つ続きます。
ですが理科でも暗記単元、特に中学生が苦手な『消化と呼吸』の単元の出来はめっちゃ良いです。
一通りの重要語句と、それぞれの役割・機能が曲だけでかなり覚えられるので、この単元のためだけに理科を買ってもいいかも。
結論
『ボカロで覚える中学歴史』は良書!
『ボカロで覚える中学理科』は計算単元が蛇足な感じですが、暗記単元、特に『消化と呼吸』がめっちゃいい!
勉強嫌いな中学生や暗記モノが苦手な単元は、とりあえず『ボカロで覚える中学○○』からスタートするのも手ですね。
それでは、良い勉強生活を!
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